築５０年の１階が鉄骨造、2階が木造の混合構造の２階の部分の和室の２部屋仏間８畳、和室６畳をひと部屋にリフォームしました。

もともと高校の先生をされていた60代の施主さん、実は当社社長の恩師です。

1階が鉄骨造なので、冬には部屋が寒くなり、夏には暑くなってしまうのが難点の物件でした。

また、長くお使いになっていたことから、キッチンやトイレ等の水回りもかなり痛んでいたため、同時に改修することを希望されていました。

さらにお話を伺ったところ、同居されている90代のお父様の暮らしやすさにも配慮する必要があることがわかりました。

ご相談いただいた内容を元に以下のリフォームをご提案しました。

・アクリルの断熱材を壁と天井に入れ、床下にウレタンフォームの断熱材を入れて部屋が寒くなったり、暑くなることを防止する。

・キッチン、トイレ等のリフォームも行い、９０代のお父様にとっても使いやすい水廻りにする。

・部屋の環境が急激に変化すると、ご高齢のお父様にとって心理的な負担になる可能性があるため、

昔の面影が残った和室の雰囲気を残しつつバリアフリー化した部屋にする。

もうひとつ、当社から提案したのが施主さんのご趣味の品であるオーディオについてです。

今後の人生に趣味は欠かせないものですが、たくさんのものがあり過ぎて、十分に楽しむことができないだけでなく、配線により足元がかなり危険な状態になっていました。

今まで買い集めた、オーディオアンプ、CDプレイヤー、アナログプレーヤーなどを1箇所にまとめ、スピーカーのケーブル等は床下の配管等に納めることで、お父様がお部屋に来られても転倒などのリスクが最小限になるように設計しました。

また、この部屋のガラス窓をペアガラスにすることで断熱はもちろん、ご近所への防音対策になるようにしました。

施主さんの声

「子供の頃から慣れ親しんだ家をあまり間取りの変化をさせずに、改修していただき感謝しています」

「いちばん悩んでいた趣味部屋については、単にリフォームだけではなく断捨離まで手伝っていただき、すっきりと収納することができました。収納が増えたので、趣味のオーディオ機器がますます増えそうです（笑）」